第1章 はじまり
ここは安全だと言われ歩いているのは地下道
(こんなところがあるなんて知らなかった…)
「あの…安全なのに…どうして誰もいないんですか…?」
始終眉間にシワを寄せもくもくと歩く男に聞いた。
「あ…?普段ここは普通の奴らは通れないようになってるからな」
(え?そうなの?
こんな隠し通路を知ってるなんて…一体何者?
なんか顔も怖いし…怪しい…)
などと考えていたら、まだ名前も知らないしお礼もしてないことに気づいた。
「あ、あの!助けてくれてありがとうございます!
私って言います
あなたは…?」
少しの沈黙をおいて答えてくれた
「リヴァイだ」