第7章 踏み出した先に…
そんな真剣な眼差しを安に向けるすずの隣に
ドンっと不機嫌に腰を下ろすと
すずはそんな俺のご機嫌斜め具合には
気付きもせんと…
「お風呂気持ちよかったですか…?」
なんて上機嫌に
俺に向かってかわいい笑顔を向ける
だからそのかわいいほっぺたをつまんで
「なーんですずさんはそんな真剣に
安田さんを見てらっしゃるんですか…?」
そう聞くと…
「え…っと…あの、そうだな…
歌詞が好きだから…?
でもやっぱり私はすばるくんが……」
なんて言いかけるすずの唇を
キスで塞ぐと…
すずは"ん…"なんてかわいい声をだし
俺の腕をぎゅっと掴んでくる…
そんなすずから唇を離し
「あんまりやきもちばっかり妬かしたら
約束守ったらへんぞ(笑)?」
なんて笑って言うた俺に
「どんとこい!」
恥ずかしそうに
でもはっきりとすずは
そう言うた………