第6章 踏み出す勇気
「どんとこい……?」
なんて訳がわからず私に聞き返してくる
丸山さんに…
「それはあれですよ…
あの…"男女の営み"に対してのですね…?
もう…どうにかしてくださいよ…(涙)」
そう軽く泣きそうになりながら
丸山さんの手を握りしめる私の肩に
ふいに誰かの手が触れて………
「何してんねん………?」
なんて不機嫌な声に
恐る恐る振り返ると…
丸山さんの手を握りしめる私の手を
すごい形相で睨むすばるくんがいる…(汗)
「いや…あの…これは…違うんですよ?」
そう慌てて
丸山さんの手を振り払った私のとなりに
ドンっと不機嫌な音を立て
すばるくんが座って…
無実の丸山さんを睨むすばるくんと
私のせいで
すばるくんに睨まれる丸山さんの間で
流れる空気が気まずいこと
このうえないです……(涙)