第5章 難しい両思い
初めて入ったすずの部屋の感想は…
"俺"の一言やった(笑)
壁には俺のポスターが張られてて
棚にはツアーのグッズが沢山並んでて
赤いカーテン。
赤いベッド。
赤いテーブル。
さすが俺のストーカー(笑)
赤いベッドに腰を下ろし
部屋をまじまじと観察する俺の隣で
「いや…あの…どんとこい…
とは言いましたけど…
あんまり見ないで下さいよ?」
なんて部屋に負けんぐらい真っ赤な顔で
文句を言う(笑)
そんなすずがかわいくて
「確かに言うてた通りかなり赤いな…
でもこれはこれで
すずらしくてええやんか(笑)?」
そう言って下を向くすずの頭を撫でると
「ありがとうございます。
ひかれたらどうしようかと思って
内心びくびくしてたんです(笑)」
なんて俺を見て嬉しそうに笑う…
はい…
これ…ドーンですよ?
かわいすぎて…
意味不明にもう心臓ドーンですよ…(涙)!