第4章 一分で解る気持ち
すばるside
勢いで店を出たものの
まっすぐ家に帰る気にもなれなくて
帰り道にあるコンビニで
酒を大量に買い込んでやった!
こんなんもう
やけ酒でも飲まなやってられるか(涙)
イライラと落ち込みの狭間を
フラフラしつつ
家までの道を歩いてると
マンションの入り口に捨て猫みたいに
小さく丸まるストーカーが一匹!?
「お前…何してんねん…?」
そう言って小さく丸々ストーカーに
近付くと…
「すばるくん………?」
なんて勢いよく顔を上げると同時に
「ごめんなさい……
ほんとにごめ…んなさい…」
ストーカーは泣きながら
勢いよく俺の胸に飛び込んできた……