第11章 可愛い後輩*橘
今日はマネージャーを決める日。
私にとってはとてつもなく重大な日。
だって初めて後輩ができるのだから…!
選手はいっぱいいても、マネージャーは私ただ1人。
だからマネージャーとしての後輩ができるこの日を心待ちにしていた。
ーーーーーーーーー
私は自分でもわかるくらいイライラしている。
理由はわかっている。
集まった後輩達の下心だ。
こんな巨人どものどこがいいのよっ!?
ちっちゃい方が可愛いのにっ!
いっぱい希望者がいるのは嬉しいことだが…
はっきり言ってうんざりしている。
だから高尾に思わず
「みんな物好きね!」
なーんて言ってしまった。
…高尾にぶつけるなんて。悪いことしちゃったかな?