• テキストサイズ

黒バス triangleー青春はあっというまっ!

第62章 笑顔と愛*高尾


「……助けた。」

「「え?」」

ふいに述べられた一言にオレたちは聞き返す。

だが答えたのは春音さんだった。

「千秋ちゃん、それじゃわからないでしょ?」

ふふっと楽しそうな笑みを浮かべる。

「千秋ちゃんは倒れた優を助けてくれたの。優とは面識はないけど……まあ、私とまーくんとは関わりがあるけど……。」

芸能界関係かと思ったけど違うらしい。

その証拠に気まずそうに視線を泳がしている。



「なにかあったんですか…?」

(真ちゃん、それ聞くのかよ?!)

オレも思ったけど、聞かない方がいいかなぁって思ったのに!


「まあ、色々ね…」

「……あれは優のせいでは無いですよ。……それに、むしろ感謝してますし。」

「そう言ってもらえるのはありがたいけど…」

(優ちゃんのこと、呼び捨てかよ…)



面識がないのに呼び捨て。


なにか深い事情があるに違いないことを示していた。
/ 505ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp