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黒バス triangleー青春はあっというまっ!
第59章 素直な気持ち*橘
ー放課後ー
あたしは教室で佇んでいた。
優が来ないまま、時ばかりが過ぎていく。
(……来たくないのかな……)
フゥーと大きく息を吐く。
とその時。
カララ…
遠慮がちにドアは開けられた。
「優……」
少し諦めてたから、ちょっと驚いた。
「お待たせしてしまってすみません。」
そう言って微笑んだ彼女は、女のあたしでもドキリとさせられるくらい美しいものだった。
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