第57章 雰囲気*大坪*宮地*橘
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橘side
大坪たちからの情報をまとめると…
「やっぱり優が関わってんのね…」
予想はしてたけど。
ここまで悪くなるとは思っても見なかった。
……あたしのフォローもどうにもなってなかったのね。
「どうするんだ、これから。」
「ほっておくわけにもいかねぇしな……」
「取り敢えずやることは一つよ。」
そう断言するとみんなが「えっ」と驚いた表情を向けた。
「簡単じゃない。……優に聞けばいい。」
でもそれは危険かもしれない。
優が休んでいるのだって、もしかしてそのことが関係あるのかも。
結果的に優を傷つけることになるかもしれない。
……でも、みんなが前に進まなければいけないんだ。
「……任せて良いか?」
「ええ……!」
あたしだってバスケ部の一員。
サポートするのはあたしの役目。