第9章 マネージャーの座は誰のもの?*高尾
「ん?優ちゃんならできるってどーゆーことだよ?」
オレはとっさにそう聞いていた。
「ああ。…後々わかるのだよ。ただ言えるのは……あいつもふつうのマネージャーではないと言うことなのだよ。」
「…?」
よくわからなかったが、話してくれそうもないので、後でわかるという真ちゃんの言葉を信じることにした。
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いつの間にか時は過ぎ、ミーティングの時間になっていた。
いつもは練習が終わってしまうのでなんだか好きになれない時間だ。
でも今日は楽しみと不安の交ざる複雑な気持ちでミーティングを迎えていた。
理由はわかっている。
…マネージャーが発表されるから。