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黒バス triangleー青春はあっというまっ!
第52章 心は波にさらわれて…*茶倉
「はあ…はあ………」
部屋につくと、私はすぐに布団に逃げ込んだ。
耳にはまだ残っている。
波の音と、真くんの言葉。
私は考えることを止めた。
幸いなことに睡魔はすぐに襲ってきて、私は意識を手放すことが出来た。
何も感じない。
それが今の私にとっては恐ろしいほどに楽だった。
心が私のところではない、どこか遠いところへ行ってしまった感覚に陥る。
まるで波にさらわれたように…。
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