第43章 突撃☆茶倉家の晩御飯*高尾
勉強会も続き、いつの間にか日も沈みかけていた。
「もう、無理…!」
優ちゃんが抜け殻のようにぐったりしている。
そこに春さんが入ってきた。
「お疲れ様。フォンダンショコラあるけど食べる?」
「食べる!」
優ちゃんが食い気味で答えて部屋を出ていった。
「もう、優ったら…そうだ。時間があるなら晩御飯食べていかない?」
「いいんすか!?」
優ちゃんのお母さんが作る料理、超興味ある!
「もちろん!むしろ一緒に食べてもらった方が楽しいしね!」
俺たちは顔を見合わせてから頷いた。
「いただきます!」
「いただくのだよ。」