第7章 再会*高尾
掃除でいつもより遅れて部活に向かう。
あー!早くやりてー!
オレの足はその思いとともに段々と速度を速める。
「こんにちはー!…!?」
なんだこの女子の多さ!?
「あぁ!高尾!!早く入って!」
マネージャーである橘さんに声をかけられる。
「…あの、橘さん。これどーゆーことなんですか?」
「あぁ!これ?…今日新しいマネージャーを決めるのよ。だからこれ全員てわけじゃないけど、希望者ってわけ。」
ああ。そういうことか。
「はっきり言って大変なのよね、人数多いと…選ばれるの1人なのに…皆、物好きね!」
そう言って監督の方へ歩いていった。
……それ橘さんがいっていいんすか?