第27章 文化祭終了*緑間
「今もとっても可愛いけど、ちっちゃいときも可愛いんでしょうねー!あ、今度写真持ってきてよ!」
片付けも終わり写真の話に戻る。
「えっ…!」
「おっ、オレも見たい!」
「興味あるのだよ。」
「小さい…頃………ウウッ!」
茶倉が突然頭を押さえ、うずくまる。
「優ちゃん!?」
「どうしたのだよ!?」
俺たちはすぐに駆け寄った。
「だい、じょうぶ…」
ふらふらとした足取りで立ち上がる。
「ちょつと…用事、思い出しちゃった…抜けますね…」
そのまま教室を出ていった。
どういうことなのだよ…?
突然の出来事にただただ驚くばかりだった。
「おい!追いかけるぞ、真ちゃん!」
「あ、ああ!」
高尾のその声で俺たちは後を追った。