第24章 姫君降臨!?*高尾
「今茶倉は『姫モード』に入っているのだよ。」
「姫モード?」
「ああ、本来の茶倉とは真逆の性格になるのだ。中学の時に何度かあったのだよ…」
「確かに…」
普段とは違いすぎる。…特にしゃべり方w
「でもどうやって戻すんだよ?」
「それは…口に触れるのだよ。」
「はっ?口?」
「あれを見ろ。」
真ちゃんが視線を向けた先に、オレも目を向ける。
「ゆ、優ちんー!お菓子食べる~?」
あげると言うよりも押しつけている感じだ。
「いらぬ。わらわには必要ない。」
ぷいっと横を向く優ちゃん。
そこに黒子がポッキーを食べさせようとする。
が、さっと優ちゃんは避ける。
「ふっ。おい、うすいの!わらわには見えておるのだぞ。」
「う、うすいの…くくっ。」
「高尾君、笑わないでください。」
要するに口に触れるものはなんでもいいってことだな?