第23章 事故。*緑間
なんであいつら全員揃っているのだよ!?
気づいたときには、見知った顔が窓際の三席にいた。
(なにも起こらなければいいのだが…)
その思いは速攻で裏切られる。
「優っちー!今度こそオーダーするッスー!
「おい、黄瀬!なんで優を指名してるんだよ!」
(全くの同感なのだよ。)
「別にいいじゃないッスか!優っちはみんなの優っちッスから!まあ今はッスけどね!」ドヤァ
「黄瀬くん、なにどや顔してるんですか…はっきり言ってウザイです。」
「ヒドッ!黒子っちがひどいこと言う~!優っち、慰めてくださいッス~!」
「なにしてるのだよ…!」
そんなやりとりに思わず口を挟んでしまった。
「緑間っち、久しぶりッス!いつ以来ッスかね?」
「お前が誠凛に負けたとき以来なのだよ。」
「ん、おあえみいいえたおあ?(おまえ見に来てたのか)」
火神が口を動かして何か言おうとしている。
「なにを言ってるかわからないのだよ!」