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落ちる、

第4章 それでも


「にしても、本当に甘え方を知らないんだね。」
「甘えたらおしまいですったら。」
「俺は甘ったれだよ?」
「どこがですか?」
「高野ちゃんに甘えてる。あと職場の先輩にも。」
「岩本さんは甘えていいんですよ。」
「高野ちゃんも甘えていいんだってば!」
「あーもう!今日の事は忘れたんでしょう!?」



車はまた、来た道をにぎやかに戻る。
2人の間を流れる空気はちょっと変わったけれど。

そんな事も、もう忘れた!

明日から何事も無く、職場の先輩後輩。
何も変わらない。
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