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落ちる、

第2章 夜景の前で


あたしみたいな人間を好きになるなんて、呆れや驚きを通り越して、もはや軽蔑ものだ。
こんな、汚い人間を好きになるなんて。
1人じゃ何も出来ない。何の役に立たない。
生きているのもおこがましいような人間を、さっさと死ねばいい人間を、あまつさえ愛するだなんて。

信じられない。
あたしの何を見ているというの?
あたしと付き合ったら、なんでこんな人と付き合ったんだろうって、きっと後悔する。
「好き」だなんて、何も見えてない今だけでしょう?
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