第12章 計画
教室に戻ったらクロ達が席に座っていた
「お疲れ月永。作戦通りにいったか?」
「バッチリだ☆」
「お主の作戦…いや可愛い凛月の作戦通りじゃな」
「おれも作戦作ったんだからな!おれの作戦でもある!」
ピースして笑うレオにみんなは「すごいすごい」と感情がない褒め言葉を返した
『レオ、私のこと庇ってくれてありがとう。それにみんなも信じてくれてありがとう』
「フフフ…わし等はお主があんな事をする人ではないと知っているからそれを信じ転校生と戦うことにしたのじゃ。あの時の日にならぬようわし等は協力するぞ」
「そうそう!夏炎はおれ達の大切なプロデューサーだからな!」
『みんなっ…ありがっ…ヒック!』
みんなの暖かい言葉に夏炎は泣き手で涙を擦っていたら鬼龍が持っていたハンカチを差し出した
「ほらハンカチで涙を拭け赤坂。擦ったら腫れるぞ」
『ありがとっクロっ』
「夏炎、これから辛いと思うけど頑張っていこうな!」
『うん!』
大丈夫…
もうあの日の恐怖なんて怖くない!
私にはみんながいるから!