第12章 計画
「「ゼェゼェ…」」
「やっと終わったみたいだね。そろそろ授業始まるから俺は戻るねぇ」
「じゃあ僕も戻ろうかな」
「アタシ達も教室に戻りましょうか凛月ちゃん」
「ふぁあ…ほーい」
「わ、私も教室へ戻りますっ…」
英智と泉は3-A、嵐と凛月は2-B、司は1-Bの教室へ戻った
「あの新入りのせいで疲れた…」
『お疲れ様レオ』
「夏炎…起きたのか」
体を起こしてレオの額から流れた汗をハンカチで拭いてあげた
『レオ、あの時はごめんね…レオの言う通りにしていれば…』
「気にしてないしもう許してる。それにおれも夏炎に過保護しすぎたって反省してる」
『レオ…ありがとう…大好き』
「おれも大好きだ…愛してる」
レオは親指で夏炎の唇を撫でゆっくりと顔を近づかせあと1mmの時…
「取り込み中すまんが転校生が動いたぞ」
「うおっ!///レイいたのか!?///」
『///』
「わしはここのクラスじゃぞ?それより双子から連絡があってのぉ…転校生が階段から落ちたらしい。それも夏炎嬢ちゃんに突き飛ばされたと言っておるらしい」
「それがきたか…」
『レオ…』
「大丈夫だ。おれ達が夏炎を守るから」
『うん』
♪~…
((赤坂夏炎さん、至急職員室へ来なさい))
「ニッ!じゃ戦場に行くか!」
レオは夏炎を抱き上げ職員室まで走っていった