第12章 計画
夏炎も作戦に参加させることにしたが、まだ顔色が悪い為零の棺で休ませた
英智と零とKnightsと夏目以外作戦の為配置に戻った
『スー…』
「…」
ぐっすり眠る夏炎にレオは起こさないよう頬を撫で続けた
「『王さま』、作戦通りに進めるの?」
「おう…夏炎には辛いと思うけど転校生と接触させる」
「一応護衛として1人ぐらいいた方がいいね」
「ナル、頼めるか?」
「えぇ良いわよ。『王さま』のお姫様はアタシに任せて♪」
「新入りは転校生と同じクラスだから監視してくれ」
「わかりました」
「あの子達はどうするノ?」
さっきまで無口だった夏目はレオに問いかけた
「(あの子達?)」
「知り合いの赤羽家に面倒を見させる。あの家族とは仲が良いから安全だ」
「そう…じゃあボクから忠告…"赤から黒が出るものには気を付けて"」
「…わかった。夏炎に伝えておく」
「それじゃボクは戻るヨ」
そう言い教室から出ていった夏目
Knightsの4人と英智と零はレオを見た
「ホントお主は手が早いのぉ」
「夏炎も大変だったろうね」
「仕方ないだろ!夏炎があんなこと言うから…」
司以外《オオカミ王さま》
「うがーー!おまえらおれに恨みでもあるのか!」
「あの…」
「突然消息不明になるし」
「あの先輩方…」
「帰ってきたと思ったら旅に出るし」
「あの〜…」
「わしから凛月を奪うし」
「それは『王さま』に感謝してるから良いけどね」
「凛月!?」
「僕の可愛い妹がオオカミ王さまに食べられたしね」
「いつおまえが夏炎の兄になったんだよ!
それに夏炎は早く子供が出来ただけだって許してくれたからいいんだよ!」
「leaderとお姉様に子供が出来たんですか!?」
レオ・泉・凛月・嵐《あ…》