• テキストサイズ

【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第11章 インターハイと誕生日1*



さっきの事が頭からまったく離れなくて朝食もまともに取れなかった…黄瀬君の様子を伺ってもいつも通りだ。

なんであんな事したの?
抱き合ったりとかって黄瀬君にとったら普通の事なのかな?もう…よくわかんないや。


「おーい!神白!練習もうすぐ始まるぞ。」

「えっ…あっ!森山先輩…すいません!」

「なんだよ〜お前まで上の空で、これからお前が考えた鬼の練習が始まるって言うのに…」

「鬼って…でも、他に上の空の人がいたんですか?」

「ん〜まぁな。それより早く来ねぇと置いてくぜ!」


森山先輩が行ってしまったので私も急いで追いかける。体育館に着くともう皆ストレッチなど初めていた。

インターバルダッシュ、シューティング練習…なんとか皆についていってる感じだ。自分で考えた練習なのに過酷すぎると思ってしまう。

「じゃあ次は外で、けいどろをします!ジャンケンで警察と泥棒を決めてください!」


「けいどろなんて小学生ぶりだぜ…黄瀬!お前どっちだ?」

「俺は泥棒っス。笠松先輩はどっちっスか?」

「俺は警察だ!すぐ捕まえてやる!覚悟しとけよ!」


桜っちは…警察なんだ。
けいどろが始まると、次々に泥棒が捕まえられていく…桜っちの戦略で良い連携を作れてるんだ。そしてとうとう俺だけ残った。

「じゃあ。とりあえず私と笠松先輩で捕まえに行きましょう!」

「おっ…おう!ハァ。お前結構体力あんだな…」

「毎日のロードワークは、欠かした事がないので。」

「よし!じゃあ行くぞ!」


本当はかなり辛かったが、皆も頑張ってるから!私も頑張る。

隠れている黄瀬君を見つけて後ろから静かに近づく。あとちょっと…

「黄瀬君ー!捕まえたー!」

「あ”ー!捕まっちゃったスね〜!」


本当は…桜っちが後ろから来てたのに気づいていた。でもこれが終わればインターバルに入る。桜っちは、少し休まないとだめだ。周りを見ても大分辛そうな顔してる部員が何人もいる。桜っちだって絶対苦しいはず。




「じゃあ休憩入ります!」

/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp