• テキストサイズ

【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第10章 大事な存在*



黄瀬side

「黒子っちー俺も飲み物ないっスよー!」

「黄瀬君…アホですか?」

「なんスか!?ーいきなり!」

「神白さんは、一人になりたくてわざと席を立ったんですよ。」

「えっ…なんで?」

「それは、僕にもわかりません。火神君…何か知らないんですか?」

「俺はなんも聞いてねぇ。まともに三年会ってなかったからな。でもその間にあいつに何かが、あったんじゃねーか?久々に会った時…一瞬あいつかどうかわかんなかった、顔は変わってねぇーけど目つきとか表情とか全然違ぇ。」


この三年って言ったら…桜っちの中学三年間の間って事になる。そうなるとまりなさんなら何か知ってるかもしれないっすね。


「神白さんは…心から笑えないんじゃないですか?さっきから笑ったりしてましたが、本当の笑顔じゃない気がします。」

「そんな事ないっスよ!!俺最近桜っちの笑顔をよく見るけどスゲー良い笑顔してるっスよ…」

「それは黄瀬君だからですよ。少なからず神白さんは、黄瀬君に心を開いてると思います。でもきっとまだ何かあるはずです。神白さんの心には…」

「今あいつの心を開かせられそうなのは…俺は一人しか知らねぇ?」

「それって…誰っスか?」

「あいつと俺の兄貴…辰也だ。」

「そのタツヤって奴と桜っちは、どんな関係だっんスか?」

「辰也は…あいつの事をスゲー可愛いがってた、過保護すぎだろうと思うくらい大事にしてた、桜も、いつも辰也にくっついてたし、桜が日本に戻ってからもちょくちょくアメリカに来ては、一言目には辰也は?って聞いてくるくれぇだったからな。」


わかってた…桜っちにとってタツヤって奴が特別な存在だって…でもこうやって聞かされると結構ダメージが大きいっスね…


/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp