第6章 久々の再会*
大我の相棒の黒子君…
一体どんな力を持ってる人なんだろう?幻のシックスマンっていうくらいだから…何か必ずあるはず。
「黒子君に気づく人なんて初めて見たわ…
あっ。初めまして。私監督の相田リコです。」
黒子くんに気づいちゃおかしいのかな?皆ビックリしたような顔してるし…
「初めまして。海常バスケ部マネージャーの神白桜です。」
「あなたが【奇跡の女神】って言われてる子ね。ここにいる二年生は皆あなたの活躍を知ってるわ。」
「いえ、私はたいした事してないので…」
リコさん…この人もなかなかの人だ。敵にしたら怖い人だけど。凄く勉強になりそう。
「あっ!大我。あの…」
「ん?どうした?」
「あの…辰也はどうしてるの?」
「あいつとは…会ってねぇ。どうしてるかもわかんねぇよ。」
「そうなんだ…」
「桜っち。タツヤ?って誰ッスか?」
「辰也は、私の第二の兄で、大事な人かな…」
桜っちの口から男の名前なんて出るのは珍しい。それに…
ーー大事な人。
桜っちの大事な人ってどんな奴なんスかね…火神とも兄妹みたいな事言ってたし。てかなんで気になるんだ?俺には関係ねぇーのに。それにしても…
「黒子っちー海常においでって言ったのにあんなにアッサリ振るから。毎晩枕を濡らしてるんスよ!もぅ〜!俺、女の子にも振られた事ないんスよー」
「さらっと嫌味言うの止めてもらえますか?」
「だから…黒子っちにあそこまで言わせる君には、ちょっと興味あるんス。奇跡の世代なんて呼び名に別にこだわりとかはないんスけど。あんだけハッキリ喧嘩売れちゃあね… 俺もそこまで人間できてないんで。悪いけど本気でブッ潰すッスよ。」
まぁ。黒子っちの事だけじゃない…桜っちにも認めらるてる火神が気になるんスよ。