• テキストサイズ

【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第15章 その瞳の正体*



「笠松先輩?どうしたんですか?」

「実は、今度の日曜なんだが…」

笠松先輩の話は、今度の日曜に成凛と秀徳の練習試合があるらしく…ウィンターカップの為にも二校の試合は、見ておきたいとの事だった。

「今度の…日曜ですか…?」

「あぁ。ちょうどオフだからな!お前にも、見てもらってデータ取っといてもらいてぇんだが用事でもあるのか?」

大我達の試合だし、見て損はない。これからの海常の為にもデータは欲しい…

「あの…黄瀬君も連れてって良いですか?」

「黄瀬?あぁ別に構わねぇ!じゃあ詳細は、また連絡する。」

笠松先輩の誘いに行くと言ってしまったが、黄瀬君も試合は、見たいだろうから良いかな?


部活が終わった後、いつも通り黄瀬君達と皆で帰ってる最中に日曜の事を話したら…黄瀬君は、納得いかないのか、ずっと文句を言ってる。

「もぉー!!桜っち!」

「だって〜!試合見たかったし、緑間君だって出るんだよ?!でも、勝手に決めてごめんね。」

「緑間っちの為に見に行くんスか?!」

「違うよ!!ウィンターカップでも、秀徳や成凛と当たるかもしれないでしょ?少しでも多く試合見た方が海常の為になるもん!」

「だからって〜」

「おい!黄瀬!ガキみたいにいつまでもグチグチ言ってんじゃねーよ!だったらお前は、来るな!」

「笠松せんぱ〜ぃ…」

笠松先輩に怒られて犬みたいに耳と尻尾が垂れてるのが見えるような気がする。

「試合行くっス!でも終わった後は、俺と二人で帰ろうね?」

「でも、皆と一緒に行くんだから、一緒に帰った方が良いと思うんだけど…?」

「だーめ!ダメっス!」

「はい…」

こればっかりは、黄瀬君の言うことを聞かないとね。







/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp