第1章 *隣の席* [孤爪研磨]
* * *
俺が彼女を知ったのは、入学式のとき。
新入生代表の挨拶をしたその人は、
髪はサラサラストレート
手足は折れちゃうんじゃないかってくらい細くて
肌は雪のように真っ白で
瞳はガラス玉のようにキラキラしてて、
その人がステージの上に立った瞬間、1年だけじゃなく2.3年もざわついた。
そして俺は彼女に
一目惚れ
ってやつをした。
1年のとき、クラスは違くてたまに廊下ですれ違う程度でしか彼女を見れなかった。
でも俺は、すれ違うだけでも楽しみで、緊張してた。
1年間のうち、1回も話す事は無く、そのまま2年になった。