第1章 自殺サイト
茉世「…………大学受験に失敗したんです。うちの親は厳しくて、門限とか6時で、塾は危ないからって言って家庭教師付けて私に勉強させてたんです。けど、私自身勉強が得意ではなくて、何度も家出しようとしたんですけど、何故か見つかって連れて帰らされて、模試だって、点数悪くて怒られるのが怖かったからカンニングとかして、いい点数取ってたら、担任にハイレベルな大学勧められて、親もそこがいいって言って……………案の定落ちて、部屋に閉じ込められて、別のそんなに頭の良くない大学に合格して遠かったから一人暮らしし始めたんだけど、親は「そんなバカな大学に金払うなんか勿体ない」って言って、学費も何もかも払ってくれなくて、大学行ってバイトしての繰り返しで、ついに体がボロボロになって、大学休むようになって、それで、私何のためにこんなにボロボロになってるのか分かんなくなって、別に大学に行きたいわけじゃないのに、そんな事を思ってたら死にたくなって………」
ナデナデ
蓮琉「キミはよく耐えたんだね」
茉世「ふっ……うぅ。」
蓮琉「お金は僕が何とかしてあげるよ」
茉世「えっ!?」
蓮琉「その代わり、僕の恋人になってよ」