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愛されたい・・・

第3章 宝×心






泣きながら、外に飛び出した



電車に乗り、家に帰った




ふと顔を上げたら家族写真があった





忠義・・・



スバル・・・





真っ暗なTVにあたしの間抜けな泣き顔が映ってた





あほや・・・





夢が終わっただけなんや






あたしは、何かに悟られたように動いた





部屋をいつも以上に掃除した





スバルを迎えに行って



ご飯もはりきって作った




夜、忠義が帰宅して



忠義「ただいまー」


『おかえりー』


忠義「どうしたん?めっちゃ豪華やん」


『なんかねー。』





3人そろってご飯を食べた





やっぱり、あたしはこの笑顔捨てること出来ひん





その夜



スバルを寝かした後



『忠義ー?』


忠義「んー?」


『スバルに弟か妹欲しくない?』


忠義「ほんまやなぁー」






あたしは、忠義に抱かれた



忠義に抱かれながら、すばるさんのことを思い出してた







翌日――



いつもと変わらん朝



スバルを幼稚園に送り仕事に行く




すばるさんと顔を合わしたけど


初めて会った頃のような感じやった







数か月後―




あたしは、お腹に新しい命があることに気付き
社長に話した



仕事は、体調と相談して決めて行くこと



ある日、すばるさんに声をかけられた




すばる「子供出来たんや。」


『そうなんです。』


すばる「おめでとう。幸せそうで良かった」



そう言い残して仕事に戻って行った







すばるさんが事務所から出て行った






あたしは、誰も居てへんことを確認して



すばるさんに後ろから抱き付いた






『すばるさん・・・めっちゃ好きでした・・・あたしも愛してました』



すばる「おん。ありがとうな。」






あたしは、その瞬間




何か吹っ切れた












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