第2章 友達作り大作戦
「なーんだ、ちゃんと話せてるじゃん」
ちょうどその頃生徒会の5人は、ドアの向こうでこっそりと話を聞いていた。
「本当だよね。この前お昼食べた時とは全然違う。どうしてかな?」
藍が疑問に思って言った。すると瑞希が答えた。
「俺が思うにりいなちゃんさ、たぶん集団だとついみんなの顔色うかがって話せないんじゃないかなーって思って」
「だから一対一の方がいいんじゃないかって考えたんだ?」
「そういう事!さすが天馬。物分かりいいね~」
「いや、そこまで聞いたらわかるだろ」
「でもそれが原因だとしてもさ、なんで今まで全く友達できなかったんだろ?1人ぐらいできてもおかしくないじゃん」
今度は陸が質問した。