第2章 友達作り大作戦
――その頃他の4人はというと――
「あれ瑞希とりいなちゃんじゃない?」
天馬が階段の上から廊下の端を見て言った。
「あー!本当だ」
「瑞希くん、すっかりりいなちゃんの事が気に入っちゃったんだねー」
「…ねー俺思ったんだけど」
「何?陸」
3人の視線を陸に集まった。
「いや、あのさ瑞希ってもしかしてりいなちゃんの事好きなのかなーって思って」
「あ、それ俺も思った」
「うん、俺もー」
「え?そうなの!?」
「…藍くん気付いてなかったんだ」
「俺でも気付いてたのにねー」
「会長に言われるなんてどこまでニブいんだよ…。」