第9章 おそ松のおでん
数日後…
おそ松くんがニコニコしながらうちに遊びに来た。
お土産はまたチビ太くんのおでんである。
「やったぁおでんだ!じゃあビール飲もう!」
「あとね、これもお土産!」
ドサッと大きな袋がテーブルに置かれた。
「何?この袋?」
「主ちゃんが喜ぶと思って、俺好みのをセレクトしておいたんだよね!開けてみ?」
嫌な予感がしつつ袋の中を出すと…
「なにこれ!?」
「主ちゃん〜、今夜はどれにするっ?女医?JK?猫耳メイド?囚われのくノ一もいいし、こっちの小悪魔風なクソエロい下着も…」
大量のコスプレグッズだった…。
「や、やだっ!!こんなの絶対着ません!!」
「えーっ?だって、この間ノリノリでおにいちゃーんって言ってたじゃん?いやぁ、あれは萌えた…」
「いやだってば!この自堕落変態ニート!!」
「あーっ!?それまた言う!?すげーショック!!」
セックスにかける情熱を、仕事へ向けてくれないものなのかと…わたしは強く思った。