• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第9章 おそ松のおでん




何か、話さないと。
謝らないと。


「あのね、おそ松く」

「ゴメンな」

「え?」


おそ松くんはビールを飲み干しグラスを置いた。


「…ホントはさ、俺だってわかってんだ」


おそ松くんは少し照れくさそうに続ける。


「主ちゃんが、その…俺との将来の事、ちゃんと考えて悩んでくれてるって…」

(そんな風に思ってくれていたんだ…)


手をキュッと握りしめ、おそ松くんと見つめ合う。


「わたしも…ごめんなさい。ヒドイ言い方しちゃって…」


涙を必死に堪える。


「勝手に一人で焦ってた。こうやって、一緒に過ごすのが…一番大切で、一番幸せな事なのに…」

「…もうちょっと待っててくれるか?俺、主ちゃんのために、ビッグでカリスマなレジェンドになるからっ」

「それは…」


わたしの口から笑みがこぼれた。


「信憑性が低いなぁ…!」

「な、何だよソレ!?安心させようと思ったのに!!」


いつの間にか二人は笑顔になっている。

そして、抱きしめられたかと思ったら、そのまま唇が重なり合い…ソファーの上に押し倒された。



/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp