• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第43章 ※十四松に音楽会を 〜作者リク作品〜


・・・



家に帰ってから、みんなに今日の報告をした。



「えっと、十四松…もう一度言ってくれる?」


「うん!えっとねー、泥だらけだったけど主ちゃんが笑ってくれてねー」


「チョロ松くん聞き方が悪いよ〜。なぁ十四松?お前さっき、最後になんて言った?」


「あい。今度主ちゃんとそのお友達でね、カラオケ行く事になったー!」



そう言うとみんな急に、ぼくの肩や脚を揉んだり頭を撫でたり、飴やにぼしをくれたりした。




「十四松兄さん、お友達って女の子だけ?」


「そーだよー!」


「じゃあ、兄さん一人だと大変だろうからボクも付き添いで行ってあげるっ」


「いやいやトッティ、ここは長男である俺でしょ〜?」



目の前でおそ松兄さんとトッティが言い合いを始めた。


カラ松兄さんはぼくの真横で髪型をセットしている。


チョロ松兄さんはというと、読んでいる求人誌がさかさま。


一松兄さんはいつも通り猫と遊んでいる。



「よしっ!決めた!!」



急に立ち上がり、おそ松兄さんが人差し指をびしっと立てた。



「みんな仲良くカラオケについて行」

「一人もいらないぜっ!!」


「……」



部屋が急に静かになった。


ぼくは、もらったにぼしをガジガジ噛む。



「カルシウム!カルシウムカルシーーウム!!」



にぼしで元気になってきたから、バタフライの練習を始めることにした。


次はいつ会えるかな?


はやく会いたいなぁ。


主ちゃんっ。



/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp