第32章 アンケート投票第１位 チョロ松は見た！

兄弟のこんなところ、絶対に知りたくない。

ましてやオナニーじゃなく本番とかありえない。

なのに、僕は…僕ときたら……！

ムラムラしながら帰ってきたせいか、自制心なんて粉々に砕け散ってしまっていた。

ふすまを少しだけ開けて覗いてしまったのだ。

音を立てないようゆっくり膝をつき、目をこらせば、じゃれあいキスをする二人が目に入り、荒い息遣いまでもがはっきりと聴こえてきた。

おそ松兄さんがあぐらをかくと、その膝に主さんが背中を預けちょこんと座る。

そしてブラジャーを外され…おっぱいを…も、ももも揉まれているぅ！？


（な、なまちちーーーー！！！！）

「まったく主ちゃんは！さっきの収録は何だ！！口パクバレバレだったじゃないか！お前をセンターから降ろしたっていいんだぞ？」

「プロデューサー…ごめんっなさいぃ…！」

（そして、まさかのアイドルとプロデューサー設定ーー！！？？）


興奮しすぎて目眩がしてきた。

このタイミングでアイドルとかやめろよ。

にゃーちゃんとトト子ちゃん重ねちゃうだろ！？

なんで俺にとってサイコーのシチュエーションでヤってんだよ！？