第5章 光琉×颯良
「ちょっと颯良ーっ!!」
「なんでしょー。」
薄々態度から分かっていた。
だから極力、2人きりにはならぬよう心掛けていたさ。
なのに、優も廉斗もヒロさんも居ないなんて!
「私は紅茶が飲めないって言っておいたでしょ!!なのになんでレモンティーなんか出すの!?バッカじゃないの!?」
紅茶は苦手だ。
これはヒロさんにみんなに伝えておくように言ったのに。
この野郎ときたら、紅茶を出しやがって!
「あー、間違えました。まぁ、でも飲んでくださいよ。俺初の紅茶っすよ!?」
うるさい!
そんなの知るか!
ていうかそんなのドヤ顔で言う事ではないでしょ!!!