第4章 光琉×優
その言葉のあと、優は嬉しそうにふふと笑った。
「彼氏、なんて思われたのが嬉しかったので。得しました」
「そ、そ、そ、それは....!」
「さあ参りましょう。早めに済ませるのでしょう?」
優は優しいし、忠実。
あれやってと言えば、やってくれる。
でもときどき意地悪だ。
さっきみたいに、からかってきたりするし。
私の照れる表情を見て楽しんでるみたい。
「ダンスのお相手はお決まりですか」
「見てるだけよ。踊らないわ」
「もったいない。お嬢様が踊れば、きっと皆さん見惚れてしまうでしょうに」
「もうっ//」
やっぱり少し意地悪だ。