第2章 執事達
「そ、そんなに怒るなよ...」
「そ、そうだよ優」
「ちょっとうるさくしすぎただけじゃないか...」
目が右へ左へ泳いでいる。
この光景はもはや、もう当たり前のものだ。
「ちょっとだーあ?いつもそうだろうが!!」
「ま、まあまあ!!!」
「先生に怒られるよ、そんなに怒鳴ると」
「もう優ってば怒りん坊!」
「...~~~っ!!!」
「「ご、ごめんなさい!!!」」
優は怒りん坊ではない。
少しだけ、親の心を持ってるだけなのだ。
「お前たちひねり潰す...!!」
「う、わ。マジギレだよ!!!颯良どーする!?」
「逃げるしかないだろーー!」