第13章 AFFECTIONATEー深愛ー
「どうやって致すのが良かかのう。」
「どうやって…って?」
「どっから挿れるんが一番の身体に負担が掛からんか思うちょる。」
…………本当、ストレートだなぁ。
でも私もそんな豊久にかなり慣れて来たみたい。
「多分…このまま……後ろから…かな……」
ほら、素直に答えちゃってる。
「ん…ほうか。
そんなら……」
左肩を下にして横たわる私の背後に回り込んだ豊久の身体がピッタリと寄せられ、その手が私の腿を僅かに持ち上げる。
「……良かか?」
「うん………来て。」
そして私は豊久を受け入れた。
「あっ…んぅ……」
後ろから入って来る角度の所為で、その大きさと固さがより一層強調されてる。
本当にこんな物が自分の中に全て入ってしまうなんて不思議で堪らない。
豊久は私の中が熱いって言ったけど……豊久の、だって凄く熱いよ。
そんな事を思っていたその時……
「あっっ……!」
以前は触れられなかった一点を豊久の先端が突き上げた。
「そ…そこ……駄目…」
「此所か?」
駄目って言ってるのに豊久はお構い無く、そこばかりを擦り上げる。
「駄目っ……本当に駄目…だからぁ……」
これが快感なのかどうか、もう分からない。
ただその一点を刺激される度、私の身体は勝手にビクンと大きく跳ね上がった。
「の悦か場所は此所なんじゃな。
良ーく覚えておかねばの。
これから何度でも俺(おい)が弄ってやるち。」
最後のスイッチはそう囁かれた豊久の艶やかな声。
「んんーっ……」
私はそこで、いとも簡単に絶頂を迎えてしまった。