第1章 アイナナ22歳組ワンドロ
夏休み。
某カラオケ店に22歳の男性2名。
なぜこの組み合わせで来てしまったのか…
そんなことを気にせず、自分たちの歌で盛り上がろうと曲を流すが…
楽
「全員集合!」
大和
「Yeah!って俺達2人しかいないっつーの。」
気にする男がいた…
二階堂大和22歳。
IDOLiSH7のリーダーだ。
楽
「お前、それ言うんじゃねぇよ…
俺だってお前と2人きりとか……
紡が良かったし…」
八乙女楽同じく22歳。
TRIGGERのリーダーだ。
彼の口からIDOLiSH7のマネージャー【小鳥遊紡】の名前が出る。
もちろん、この大和が聞き逃すはずがない…
大和
「何言ってるんですかー?
俺(達)のマネージャーです。
今日はIDOLiSH7の1周年を祝おうと俺(達)のマネージャーが考えてくれてたんですー」
わざと“達”を言わないメガネ。
言ってることがだんだんズレていく。
楽
「悪いが、俺(達)だって1周年だ。ゲームの中ではお前達が1章から出てても設定上、5年前に俺達はデビューしている。より祝ってもらうのは俺達なんじゃねーか?」
はい、完全に脱線した。
紡は『1周年おめでとうございます。(リーダーの方々皆で)一緒にカラオケに行きませんか?』と彼らにラビチャを送ったのだ。
()の中は打たずに…
しかし、彼女はIDOLiSH7のセンター七瀬陸と和泉一織の雑誌取材が長引いており、遅刻となっていた。
さぁ気づいただろうか?
リーダーの方々…つまり?
千
「僕のことを忘れていないかい?」
中に入って来たのはRe:valeの千。
もちろんこの人もリーダーだ。
サングラスと帽子を外しながら言う。
大和/楽
「「千さん!?」」
2人はまさか先輩グループまのリーダーまで呼んでいるとは想像もしておらず…
千
「2人ともなんでいるんだよ…って顔してるよ」
楽
「あっ…いえすみません」
千
「いいよ、まぁ僕も遅刻してしまったしね…」
大和
「なんでここにいるんですか?」
千
「わざと聞くかなー?大和くん?
僕もRe:valeの“リーダー”なんだよ…
僕達は2部から登場してるけど、1周年くらい祝いたいし、祝ってもらいたい!」
大和
「後半から本音が漏れてるますけど…」
千
「細かい事は気にするな…じゃあコレを」