第4章 3対3
笑い続ける俺に向かって、更に子供っぽく頬を膨らます風間。
(普通に可愛いな。)
澤「いや、すまん。だけど嬉しいよ。俺を応援してくれるんだろ?」
素直に気持ちを伝える。
正直、俺の心の奥の本心が風間にバレそうで、ドキドキする。
貴「い、いつも、送って貰っているお礼です。///」
(ほ。バレなかったみたいだな。)
安心する反面、少し残念な気持ちになる。複雑な気持ちで歩いていると、ふと聞こえる
貴「先輩は、魔法使いですか?ボソボソ」
彼女の声。
澤「え?」
貴「いえ、なんでもないです…///」
澤「そうか?」
(魔法使いって……俺が?何かしたか?)
頭をフル回転させて考えても覚えがない。
結局答えが出ないまま学校の校門をくぐった。
うーん…魔法使いなら
俺はきっと
この気持ちに蓋をする
これ以上
溢れないように