第7章 EP誠凛4 バスケがしたい。
「あれ、どうかした?」
顔に出ていたのだろうか?
リコたんにそう声をかけられた。
「いや、実は・・・・・・」
僕はダメ元で黒子っちとバスケをしたい。と話してみた。
もちろん1on1でもよかったんだけど、6人目としての姿を見たかったので、日向たちも巻き込んで試合形式になった。
こんな簡単にやらせてもらっていいのだろうか? 否、マネージャーに実力を見せる。的な意味もあったんだろうけど。
「うーん。楽しみだな。」
強い相手と戦えるのはワクワクして好きだったから、
僕のテンションは上がっていた。
「嬉しそうですね。和泉先輩。」
「そりゃね。黒子くんの雄姿見れるし、強い相手と勝負できるのはワクワクするし」
黒子っちに話しかけられても、僕は驚くことなく普通に返事が出来る。
なんだか、特別な感じがしてちょっと嬉しい。
「なんだか火神くんみたいなことを言うんですね。」
「そうかな? 僕はあそこまでバスケ馬鹿じゃないよ?」
まぁ、彼らがバスケ大好きなのは否定しないし、一生懸命な彼らを見ているのは応援したくはなるけど
「おい、何俺の悪口言ってんだ。・・・・・・です。」
「悪口じゃないし・・・・・・かがみん口調」
僕がかがみんのタメからの敬語後付け口調に笑いながら突っ込んだら。
「なんだよ。かがみんって」
むしろ呼び方の方を気にされました。
「え、火神だからかがみん。ダメ?」
「別にダメじゃねーけど。」
最終的にタメになりました。