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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第6章 EP誠凛3 僕は女です。


「へぇー流石新設校。綺麗だね。」
体育館に入った僕の第一声。
やっぱり新しい学校って綺麗でいいよね。
「そういえば、アナタ転校生だったわね。
あ、やっぱりそういう設定なんだ。
「・・・・・・もう皆揃ってるわね。」
リコたんのあとについてバスケ部メンバーの前まで歩く。
「皆! 今日は見学者がいるわ。自己紹介してくれる?」
何やらメンバーはイケメンだな。などと騒いでいる。

まぁ、男だったらそりゃイケメンだろうね。
自慢じゃないよ?
僕の実の父さんはそりゃモテたらしいからね。
幼心に父に似てる自覚はあったし、養母さんもだから僕を引き取ったんだろうし。
「和泉一葉です。女子たちからはかずくんって呼ばれたりしてます。今日はお願いしまーす。」
自己紹介が終わったところで、キャプテンの日向に
「女みたいな名前だな。」
と指摘され
「いや、女なんですけど」
と答えれば、
『ええええええええええええええええ!!』
流石に全員から言われたのは予想外。
黒子っちと水戸部は声には出してないけど表情に出てるし。

「そこまで驚くか。」
流石の僕も傷つきますよ。
「マジ・・・・・・なのか?」
日向が真顔で尋ねて来たので
「マジもマジ大マジだよ。」
「ナイスなダジャレキタコレ!」
僕の答えに残念なイケメン伊月が反応した。
「別にダジャレを言ったつもりはないんだけど」
っていうか、さっきから隣に居たリコたんがしょぼんとしたような雰囲気を出しながら、考え込んでるのが気になってしょうがない。
男だと思ってて選手として入部させようとしたら、女だった。みたいな感じ?
「皆悪いんだけどちょっとジョギングしてきてくれない? 一葉ちゃんと二人っきりで話したいの。」
カントクの言葉に一同は顔を見合わせると。
「しゃーねーな。皆行くぞ」
日向を先頭に外へジョギングをしに向かった。
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