第2章 西星学園
「なくて悪かったな」
八神は志倉に頭を軽く叩かれた
「順番は決めたのかい?」
志倉は頷いた
「じゃあ‥始めようか」
八神と走るのは黛
「え?あの髪の長い人お前のお兄さんなの?」
「そうなんだぜ!」
すぐに意気投合したようだ
笛がなり始まった
(八神くんやっぱりはやい)
前半は八神がはやかったが後半になると徐々に差が縮まっていく
「くそ‥」
そして並ばれた
次は志倉だ
志倉と走るのは妹尾
「八神!!」
八神は抜かされてしまった
「先輩!!」
少し遅れてスタートした
(流石だな‥)
差は縮まってはいるものの追い越せない
合図をだす遊馬の兄静馬は冷静に合図をだしている