第4章 兄弟
すると二人の親がでてきた
「尊くんのいうとおり。里奈と尊くんは兄弟です」
「結婚してた時は里奈の名字は藤原だったんだ」
里奈は戸惑っている
「今まで黙っててすまなかった」
二人は頭を下げた
「どうして家が真ん前なんですか?」
八神がきくと二人は顔を見合わせ笑った
「実はな‥またやり直そうとおもってて‥」
「ちょっとお母さん!?」
「また結婚よ!里奈」
母親は喜んでいる
「血は繋がっているから心配ないわよ」
「なんで‥そんな急にいわれても困るよ‥藤原くんをいきなりお兄ちゃんって呼べないよ‥」
里奈の目から涙が
(こうなるのなら加藤に好きと言わなければ良かった‥)
八神もどうしたらいいかわからない