第4章 兄弟
放課後になり部活に向かった
「藤原くん‥」
「どうしたの?」
小日向が心配そうにきいてきた
「さぁ‥避けられてて‥」
練習が始まった
「どうした加藤。タイムが落ちてるぞ?」
「すいません‥」
藤原はいつもとタイムがあまり変わっていない
里奈は藤原に話しかけたがダメだった
結局部活の時間はなにも話せなかった
「おい!藤原」
八神は藤原の肩に手を置きながら言った
「なんだ八神」
「なんだじゃないだろ?加藤さんをどうして避けるんだよ」
「避けてなどいない」
「ならなんで‥話そうとしないんだよ!何かあったのか?」
「わかった‥どうせなら里奈にも話したい」
「加藤さんも?」
「先に言っておくがこれは俺と加藤の問題だ」