第6章 襲ってくる
どうしよう…クッソ。
「っはぁ/////」
止まんねぇ…手が勝手に動いてる
早く済まさなきゃ。
「あーあ。効き始めたんだ。」
「っは!?」
やばい、見られた。いや、聞かれた!?
トイレの個室に入っていたから
見られてはいなかった。
「な、成瀬さん。あれ…」
「媚薬だけど?」
「っ!ふざけんなっ!」
「それより、なんとかしなくちゃやばいんじゃない?」
どうにかしたいけれど、
抜いても抜いても勢いは止まることもなく、
ビンビンのままだった。
「っ…治まらねぇんだよっ!!」
むきになっていた。
「手伝ってやるよ、開けろ。」
「やだっ…」
死んでも見られたくない。
こんな姿、恥ずかしい。
「ほら、開けろ。気持よくしてやるよ。」
「ほおっておいてくれよっ!」
「いーから。仕事に戻れねーだろ。」
開けたくはなかった。
俺の心の奥底で成瀬さんに“触られたい”と
そんな気持ちが邪魔をしていた。