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小さな海賊

第14章 できることなら



サ「だったら…」

「サンジ、私には守りたいものがあるの…今まで守られてばっかりだったから今度は私に守らせてほしい」

サ「悪いが、黙って行かせるわけにはいかない」

「わ、私だって…できることなら……みんなと、サンジと…冒険したい……けど、無理なの!お願い…もう、私に構わないで…最後までいい思い出にさせて」

サ「ルーシェちゃん…」

私は、振り返り微笑みながら

「サンジ、今までありがとう。大好きだったよ」

こう伝えた。

そして、私は足早に船に乗り込む。

乗り込んでからサンジのことは見ないようにした。
別れが辛いから…。

…最後に見たサンジは、涙を流していた。

「うぅ…グスッ……うわぁぁぁぁ…」

私は、子供のようにないた。
座り込んで大声で泣き叫んだ。

カ「よく言った子猫ちゃん」

カジキは私の目の前にしゃがみ私の頭をなでる。

私はもう…
カジキの仲間として生きることを決断した。

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