第11章 恋心
「ロビン、、」
ロ「ふふっ、どーかした?」
「うーん…ロビンは、恋したことある?」
ロ「どーかしらね?でも、、恋は悪いものではないと思うわ」
ロビンは、本を読むのをやめ優しくルーシェに微笑む。
────────コンコン
ロ「はーい」
サ「ロビンちゃん、ルーシェちゃんいる?」
ロ「えぇ、いるわよ」
ロビンは、ルーシェの背中を押して女部屋から出す。
そして、一言…
ロ「がんばってね」
と、ルーシェに言った。
サ「ルーシェちゃん、ちょっといい?」
「う、うん…いいよ」
サンジとルーシェは、アクアリウムバーへ来た。
「ここに、来るの二回目。一番最初にナミに案内してもらってからずっと来てないから…魚増えてるね」
サ「あぁ、ここに入れてるから新鮮な魚が食えるんだ。なぁ?ルーシェちゃん。」
「ん?なに??」
サ「ルーシェは、好きなヤツいるの?」
「う、うんっ//いるよっ」
ルーシェは、いるというか迷ったのだがいないと言ったら嘘になるから正直に言った。
サ「やっぱり、マリモか?」
「え?!なんで?!」
サ「いや、そんな気がしただけだ。」
「違うよ!!」
サ「そうか、それなら…よかった。」
サンジは、ホットしたようにルーシェを見つめる。
その瞳にドキッと心臓が跳ね上がり、熱が上がる。
(今なら、言える…かもしれない……)
「あの…サンジ?私、サンジに言いたいことが…ヴッ…」
────────ズキッ
いきなり、頭を抱えしゃがみこむルーシェ。
サ「ルーシェちゃん?!」
「…うぅッ……」
ルーシェは、ひどい頭痛に襲われた。
────おいおい、俺がいるのに浮気かよ?子猫ちゃん
頭の中を駆け巡るのは、カジキの声。
「いやっ…いやいやっ…」
ルーシェは、涙を流し頭を抱える。
サ「ルーシェちゃん、落ち着け!」
サンジは、ルーシェを抱きしめ落ち着かせる。
─────許さないぜぇ?
「いやぁぁぁあっ」
ルーシェは、泣き叫ぶと意識を無くした。
その声は船中に聞こえてみたいで、みんなアクアリウムバーへ集まった。
みんなが見たのは、
サンジの腕の中でくったりと倒れているルーシェの姿だけだった。