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小さな海賊

第11章 恋心



「ふぁぁぁあ」

(昨日は、語り過ぎて…眠たい……)

夜遅くまで語っていた3人。
ナミもロビンもまだ眠っていた。

ルーシェは、体を起こしてサンちゃんの頭をなでる。

「ふふ、おはよう…サンちゃん」

サンちゃんに挨拶をすませて、ドレッサーに向かい髪の毛をとかす。床についてるくらいだから少しとかすのが大変だ。

ワンピース風の薄ピンクのパジャマのまま、髪の毛も縛らず…ダイニングへ行く。

ダイニングには、朝ごはんの準備をしているサンジがいた。

サ「ルーシェちゃん、おはよう。早かったね」

(サンジだ…//好きって知ってからなんか恥ずかしい…//)

「お、おはよう…さ、サンジ//」

挨拶をするだけで、顔が赤くなっていくルーシェ。

サ「ルーシェちゃん、顔赤いけど…大丈夫か?」

サンジは、そっとルーシェのおでこに手を当てる。
もっと顔が赤くなっていくルーシェ。

「だ、大丈夫だよ//」

サ「ん?そうか?無理すんなよ?」

サンジは、離れてまた料理に戻った。

(うぅ、まだドキドキするよ〜//)

ルーシェは、ほっぺに手を当てながら椅子に座る。

──────ガチャ

すると、ウソップとゾロがダイニングに入ってきた。

「あ!ゾロ、ウソップ!おはよう」

ニコッと笑ってみせると、ウソップは顔を赤らめる。
ゾロも心なしか嬉しそうだ。

ウ「お、おっはよ~//」

ゾ「はよ、、」

ゾロとウソップは、ルーシェの横に座る。
サンジは、不服そうに朝ごはんを、3人の前に置く。

そして、サンジはルーシェの向かえに座る。

四人で朝食を食べているが、
みんなルーシェに目線が集中していた。

(え、私…めっちゃ見られてる?)

鈍感なルーシェでさえ、
その視線を感じることができた。

(私、なにかしたかな…?)

「ねぇ…?み、みんな…わ、私の顔になにかついてる?//」

ルーシェがそう聞くと、みんな目を離してご飯を食べる手を進める。

「…変なの」

ルーシェもまた食べ始める。

そして、無言のまま朝食は食べ終わった。

ゾ「ちび、髪の毛なげーな」

「うん、切ったことないの」

ゾ「…の、割に綺麗な髪だな」

ゾロは、ルーシェの髪の毛をすくって髪を撫でる。
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