第10章 気づいた気持ち
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サ「…ふぅ~」
(はぁ…どーして、ルーシェちゃんにはナミさん達みたいに話しかけられないんだ、)
サンジは、甲板でタバコを吸って考え事をしていると、後ろに気配を感じた。
サ「んだよ、、マリモ」
サンジの後ろに来たのは、ゾロだった。
ゾ「いや、、」
ゾロは何か言いたそうに、サンジの横に立つ。
サ「は?隣立ってんじゃねーよ」
ゾ「お前、、ちびのこと…いや、ルーシェのことどー思ってんだよ」
ゾロの言葉に、サンジは目を見開く。
サ「どうって…お前はどーなんだよ」
ゾ「俺は大事に思ってる…俺は、ルーシェが好きだ。だから、お前が中途半端な気持ちでルーシェと関わるってーならやめてもらおうと思ってな」
サンジは、ゾロの言葉に心がズキッとする。
サ「ルーシェちゃんに中途半端な気持ちなんて、ねーよ」
ゾ「それは、好きってことか?それとも、何も感情がねーってことか?」
サ「俺は1人のレディとして、、」
ゾ「…そうか。……あんまり、ルーシェのこと苦しめんじゃねーぞ、ぐるぐる眉毛」
そーいうと、ゾロは甲板をあとにした。
その後のサンジはずっと、ルーシェのことを考えていた。
サ(苦しめる?…はぁ…なんなんだよ、、!あの、クソマリモ…ルーシェちゃんのことが好きって……あ〜モヤモヤする……これって、ルーシェちゃんのことが好きってことなのか…?)
サンジは、やっと自分の気持ちに気づき始めた。
ゾロはサンジに気持ちに気づかせるために言ったのか、ほんとに好きで言ったのかそれは定かではない。